兄弟?それとも姉妹?DNAは同じでも、味付けの違う車たち
今で言えば、ダイハツロッキーとトヨタライズ、マツダロードスターと光岡ヒミコ、アルファ124スパイダーなど、シャーシーやエンジンを同じくする兄弟(姉妹)車はそれぞれに個性があったり、なかったり。今回は、そんな兄弟車について書いてみたいと思います。(兄弟車には、難しい定義もあるようですがやや幅広に一般的に兄弟車と呼ばれる車をとりあげてみます)
1.マークⅡ三兄弟
クレスタ、チェイサーと三兄弟と呼ばれたマークⅡ。中でも、この70系はハイソカーブームで売れに売れたシリーズでした。
私も父が、このマークⅡを所有していたので、たびたび拝借しておりました。
内装は、鮮やかブルー(だったと思う?)やレッドの高級絨毯のようなシートでした。
マークⅡとチェイサーには、ピラーレスHTが用意されていてスタリッシュなセダンでした。
いつかはクラウンと言われた時代の、次はクラウンというポジションで走りにも拘っていたバランスの良いシリーズでした。
2.セドリック・グロリア
言わずと知れた日産のフラッグシップだったシーリーズで、セドリックの登場は、1960年、1971年に姉妹車のグロリアが登場しました。セドグロと呼ばれ、2004年にフーガに後継を譲っています。
1991年に登場した、8代目のY32型はスポーティーかつ高級な路線を強化し「ブロアム」「グランツーリスモ」のシリーズは人気を博し、販売台数がクラウンを上回るという快挙を成し遂げました。
3.ルノートゥインゴ、スマートフォーフォー
今まで紹介させて頂いたのは、同じメーカーが別の車種としてラインナップしている車でした。
この2台は、国も、メーカーも全く異なっています。
特に、フランス車とドイツ車と言うとエンジンもシャーシーも全く味付けが異なると言われいます。
見て頂ければお分かりの通りルックスは、とても同じ構造の2台とは思えないそれぞれの個性を生かした車だと思います。
RRという特性を生かし、トゥインゴはホイールベースを生かした軽快な走り、フォーフォーは太いタイヤも相まってライトウエイトだが安定した走りが実現しているようです。
4.シルビア・180SX
1988年に登場した5代目シルビアの1年後にリトラクタブルヘッドライトモデルとした誕生したのが180SXでした。
シルビアは、”アートフォースシルビア”と呼ばれグッドデザイン賞を受賞しました。
180SXは、北米で販売されていた240SXを日本仕様に仕立て直し、より走りを意識した層に受けていたと記憶しています。販売の9割が5速のMTだったという事実がこれを証明していると言えるのではないでしょうか?
最終的にシルビアに統合される形で消滅してしまったのは残念としかいいようがありません。
如何でしたでしょうか?
他にも、AE86のレビン、トレノの新しいところでは、86とBRZ、ラパンとスピアーノなど色々ありますね。
コンパクトだけど高級〜いい感じだけど何故か日本では売れなかったプレミアムコンパクトなセダン〜
クラウン、セドリック・グロリア、シーマにレクサスなどに代表される、日本の高級セダンと言えば、総じて大型車のイメージではないでしょうか?
そんな中、コンパクトだけど上質を売りにしたセダンがかつて登場しました。
4ドアセダンが不人気の今の時代、今後登場しないかもわからないこのジャンルの車を紹介します。
1.ホンダコンチェルト
ホンダがローバー(当時はミニを作っていた会社)と提携関係にあった際に発売した高級セダン。サイズ的には、シビックとアコードの中間で、排気量が1500cc、1600ccというまさにコンパクトな車です。
1988年に登場し、ドマーニに後継の座を譲るまで活躍しました。
割と評論家などの評判は良かったと記憶しています。
ウオールナットをあしらった内装を用意するなど、結構魅力的にうつりましたがセールス面はいまいちだったようです。
2.ユーノス500
ユーノスロードスターを生み出した、マツダの販売チャネルユーノスから1992年に販売されたのがこの車です。
かのジウジアーロ が「2リッタークラスのクルマでは、ユーノス 500は世界で最も美しいサルーンだ。」とまで言わしめたエクステリアデザインが魅力でした。
1800cc、2000ccクラスで、ここまで上品な車はなかなか無かったと思います。
国内では、バブル崩壊の影響とユーノスの販売チャネルの影響もあり多くの売上をあげる事が出来ませんでしたが、海外では1999年まで長く愛されたそうです。
3.プログレ
トップの時計は、プログレのものです。
数々の高級セダンを売りまくってきたトヨタが1998年に発売したプログレです。
先に紹介した2台は、どちらかというとバブル的な匂いがする時代に生み出されたあだ花的存在でしたが、この車はバブル後にトヨタがある程度自身を持って送り出した一台だったと思っています。
内装には「木目調」ではない本物のウッドパネルが惜しみなく使用され、シートはレザーまたはジャガード織のゆったりとしたサイズ。ボディパネルの上塗りも全色5層コートで(通常の上塗り工程は2コート塗装が基本なんです)、吸音材もたっぷり使われました。 引用 https://bestcarweb.jp/feature/column/62563
5ナンバーサイズのFRに、この上質な内装、まさに小さな高級車だったのですが、400万円するという価格が災いしたのかセールスは思ったように伸びず、2007年で販売が終了しました。
私の最寄駅近くの、初老の紳士がこの車に乗っているのですがとてもいい感じです。
レオン的いわゆる、ちょい悪オヤジが落ち着いた時に乗る車としては最適ではないでしょうか?
番外編
4.キザシ
4650×1820×1480mm でBMW3シリーズとAudiA4の中間というこの車をコンパクトと呼ぶと違和感がありそうなので、番外編にさせて頂きました。
この車をご存知の方は、かなりの車好きの方か、スズキのお好きな方なのではないでしょうか?
2009年から北米、中国、欧州にも投入された、コンパクトカー専業と言っても良いスズキが世界戦略車として販売したのがこの車です。
やはり、軽、コンパクトカーとは勝手が違ったのか、セールスは伸び悩み2015年に生産、販売が終了しています。
余談ですが、かなり警察車両として導入されたそうで「キザシを見たらパトカーと思え」と言われた事もあったそうです。
『街の遊撃手』『あのCMどうやって撮ってたんだ?』といってお分かりになる方はきっと私と同じか、上の世代の方でしょう。
一応、タイトルに売れなかったとしたので番外編にしておきます。
この車は、2代目ジェミニとしてかなり売れたはずなので。
コンパクトでありながら、momoのウッドステアリングに、レカロシート、BOSEスピーカーまで装備された高級路線でした。
ハンドリングbyロータスのロゴが格好良かったですね。
一応、3代目ジェミニにもハンドリングbyロータスは設定されましたが、この2代目ほどのセールスを記録する事は出来ず、静かにその幕を下ろしました。
そして、いすずが乗用車生産から撤退となりました。
懐かしいCMを貼っておきます。
https://www.youtube.com/watch?v=PPiKnsjJKgY
如何でしたでしょうか?
日産になかなか、コンパクトな高級車が見つけられなかったのは残念です。
Jフェリーという絶妙な車がありましたが、やや大きすぎるかな?と思い、今回からは外しました。
こんなのもある、というのがあれば是非教えてください。
ガラパゴス?それとも・・・日本が産んだ偉大なる軽自動車の世界
独自の規制やルールは、時にその制約ゆえに異端な面白いものを生み出す。
そんな話を聞いた事はありませんか?
今回は、軽自動車という日本のガラパゴスの中で異彩を放った車をご紹介します。
1.ワゴンR
今の軽ハイトワゴンのブームを作り出したのがこの車です。
従来の軽自動車の弱点と言われていた荷室の狭さと居住性を一気に解決したのが、このワゴンRでした。現在もほぼキープコンセプトの変わらない外観で販売されているというのが、この車の凄さを表していると言えるのではないでしょうか。
私の妻のファーストカーが、この車でした。結婚と同時に夫婦兼用の一台となった、思い入れのある一台です。スキーや遠出でも活躍してくれたお利口さんです。ただ、淡路鳴門自動車道で横風に煽られた時には、ちょっと怖い思いをしましたが、現行版のワゴンRならそんな事はないのかも知れません。
2.ミゼットⅡ
ミゼット復活!!(当然初代は写真くらいしか知らないけど・・)
と聞いた時の衝撃やいかに。まさか、三輪で復活?とかなり話題になりました。
「一人乗りで、荷台だけって誰が使うねん。」って言う多くの人のつっこみ、なんかどこ吹く風って感じで、発売したダイハツに拍手喝采ですね。
こんなお洒落な車で、酒屋の配達が来たら、酒屋になりたくなるなんて事はないですかね。荷物運ぶ仕事するなら、乗ってみたいですね。お洒落な新婚さんが、今流行りの移住で農業するなんて方にはぴったりな一台になるのではないでしょうか。
3.アルトワークス
2015年に復活したシリーズが、今も大人気の一台です。軽自動車にスポーツ性を持ち込んだのは、この車と言っても過言ではない、と言っても良いのではないでしょうか。
当時の、高速なんかでは軽自動車は隅っこ走っとけ、みたいな風潮の中、普通車が軽自動車に煽られる、なんて走行性を作った殊勲の一台です。
軽量で、運動性能も高いこの車は峠で走る人達にも人気だったような記憶があります。
スポーティーな角張ったルックスは、今見ても格好いいですね。
4.アルトラパン
今でもこの初代をよく目にする女性支持率の高いラパン。
若い女性が、好きだからあえて軽に乗ってる。そんな、イメージを定着させた一台ではないでしょうか。
ルックスのイメージが、ルノー4(キャトル)に似ているなどと言われ、改造パーツ販売施工のアンセルさんからキャトル仕様のカスタムが販売されていて、かなり人気になったようでした。今でも、ヤフオクなどでたまに出品されているようです。
5.ビート
軽自動車にして、オープンカーそしてミッドシップという絶妙のバランスを兼ね備えた一台です。軽いし、速いし、軽快という魅惑の一台でした。
初代NSXと並び称されるような、ホンダの黄金時代?が生み出したクレージーな一台だったのではないでしょうか。今も、S660という形で残っているのはホンダのかつてのスポーツカービルダーとして意地なのかも?と思ってしまいます。
他のオープンカーは、ゆったりATで風を感じながら、と思いますが、この車だけは絶対ミッションで乗りたいと思わせてくれるまさにハンドリングマシーンといいて良い一台だと思います。
なんとか、コンディションの良い車が、もう少し生き残ってくれたらと思ったりしています。
如何でしたでしょうか?
他にも、トップ画像のマツダ のAZ1やダイハツコペン、三菱iなども魅力的でした。
最近の日本車は、コンパクトカーに元気がないので自ずと軽自動車にいい車が集まっているようですが、なかなかこんな個性のある車が少なくなってきていると感じるには私だけでしょうか。
春の陽気に誘われてオープンカーに乗ってみませんか?ー日本車編ー
春らしく良いお天気が続いていますね。こんな日に乗ってドライブに行ってみたいと思わせるようなオープンカーを選んでみました。
ちょっとなかなか5台くらいに絞り込むのは、難しかったので、今回は日本車だけを紹介します。
1.フォードフェスティバキャンバストップ
最初からいきなり変化球でw
マツダデミオ(MAZDA2?)の前身の派生種とも言われるフェスティバ。キャンバストップがお洒落でした。小型のボディに日本初の電動キャンバストップで、運転しながらルーフをオープン出来るお洒落な車でした。実は、大学生の頃、知り合いのお姉さまが乗っていて何度は乗せてもらいました。女性が運転すると、お洒落なスニカーのようで素敵でしたね。
この車のCMには、尾崎亜美の曲と田中康夫がPVに起用されていたそうです。(すみません。正直覚えていません・・)
1986年登場なので、もう34年にもなるんですね。ルーフから顔を出したくなる、そんな一台でした。マツダが5チャンネルも販売店網を、持っていた懐かしい時代の産物ですが今見てもなかなか可愛い車です。
2.日産フィガロ
1980年代後半から1990年代前半までに生産された日産のパイクカーシリーズの第3弾です。
パイクカー (pike car)とはレトロ調であったり先鋭的であったりと、スタイリングが特徴的な自動車の一つ。またスタイリングが評価された過去の車を彷彿とさせるスタイリングの車両などもパイクカーと呼ばれる。(出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』)
最近ですと、相棒の杉下右京さんが黒いフィガロを運転していましたね。レトロで今みてもお洒落です。屋根は手動で開閉するそうです。(知らなかった)
白っぽい内装もお洒落でした。フィガロ専門店もあるようです。
3.シティカブリオレ
カラフルでコンパクトなオープンカー。ホンダ唯一の4座オープンカーだそうです。1984年登場なので、フェスティバとほぼ同時期に活躍した車です。
幌には、ガラス製リアウインドが埋め込まれていいて高い耐久性を保っていました。この幌のデザインは、ピニンファリーナのデザインだそうで、そう言われてみるとすごく気品のあるように感じてしまいます。
ホンダがすごく、元気の良かった頃の一台です。角張ったデザインに丸目がすごく可愛いですね。確か、すごくマニア受けする一台だったような気がします。
4.ソアラ
コンパクトカーばっかりやないかーというツッコミにお答えしまして、超ラグジュアリースポーツのオープンクーペボディを。
あくまでもレクサスじゃなくて、トヨタソアラのオープンなんです。
このソアラの象徴とも言えるグリフォンのエンブレムが、憧れなんですよ。残念ながらレクサスに引き継がれたこのオープンは、もう消滅しちゃってます。
ラグジュアリースポーツカーにして、電動オープンで閉まるとクーペボディになるという、なんかこの機械じかけが好きだったりします。
今見ても格好いいですが、やっぱりちょっとデカすぎる。
なんせ排気量は4.3ℓですから。
5.RX-7 コンバーチブル
最後は王道のオープンスポーツカー。でもユーノスロードスターではなく、その前身ととも言えるサバンナRX−7のオープンです。
こちらは、2代目のサバンナRX−7に設定された電動オープンで、用もないのにディーラーに見に行ってカッコえーとだけ言ってJust Lookで帰るという迷惑の事をしていました。
ロードスターに比べると、全長が長くこのシックな黒のボディは品の良さを漂わせていると思うのですが、当時はマフラー交換やフロントやリアのスポイラー交換が流行っていた事もあり、オリジナルが現存しているのは珍しいようです。
如何でしたでしょうか。今回は、30年選手くらいが多かったですね。
あくまでも、50のへそ曲がりなおじさんの選ぶ一台という事でご容赦を。
まだまだ、紹介したいオープンカーはたくさんあります。フェアレディZやセリカのコンバーチブルなんかも素敵ですよね。ちょっと違う観点で、紹介出来たらと思います。
それは、またの機会に。
マーケティング無視?で日本車が作られていた時代の挑戦的な車たち
最近の売れる車しか作らない日本車にあまり魅力を感じない方も多いのではないか?と思います。かくいう私もそんな一人です。マーケティング的にいうと売れる車だけ作るのは正論なんでしょうが・・・
今日は、古き良き時代?にえ、マジでというようなちょっと今では考えられないような車を紹介しようと思います。
1.ピアッツア
今では乗用車の販売を辞めてしまったいすずの渾身の一作。巨匠ジウジアーロ のデザインというばかりでなく、コンセプトモデルをほぼそのままで実車として販売出来たのはいすずだったからこそかも知れません。いすずは他にも、ベレットや117クーペといったいわゆる美しいデザインの車を販売する経験が豊富だったのでそれらも影響があったのかも知れません。
マイナーチェンジ前のルックスは、マヨネーズの容器のようなと誰かが表現していましたが、流線型の丸みを帯びたルックスでなかなか今見ても斬新な形だと思います。
この車は、累計生産台数が10年で11万台という事ですが、マニアには根強い人気がありました。(今でも?)ヤナセといすずディーラーでの併売でしたが、販売力のある店舗であればもっと売れてのではなかったのでは?と思います。
私の友人が中古で、ネロに乗っていましたが功績の居住性も十分で荷物もかなり載せられる実用的な車でした。(友人の車の荷台には、何故か大型のスピーカーが載っていたので、荷台には荷物はほとんど載りませんででしたが笑)
いつかは、乗ってみたい車の一台です。
2.アルシオーネSVX
今では、軽自動車とワゴンしか作らない(BRZは例外ね)スバルのチャレンジャブルな一台。ジウジアーロ デザインにボクサー6の贅沢すぎる一台です。
バブルの浮かれた時代にしか、生まれてこなかったであろう車です。こちらも、車としての評価は高く、スバルでなければもっと売れたのかもわかりません。しかし、この飛行機のようなシルエットは中島飛行機を源流に持つ、スバルでしか生まれてこなかったのかも知れません。
360°をガラスルーフで包まれた、この車の開放感は贅沢の極みと言えるかも知れませんね。後部座席の窓が開いたのか?は、気になるところですね。この車もスタイル的に大好きなのですが、残念ながら実車に乗った事はありません。
3.ファミリアスティナ
今のマツダ3の前身とも言えるファミリアの5ドアクーペ?です。
海外では、5ドアのファストバッククーペは荷物の積載量とスタイリングを両立したものとして人気がありましたが、日本では当時5ドアというと全然人気のないモデルでした。そんな中、マツダはファミリアにハッチバック、セダン、5ドアクーペというフルラインナップで殴り込みをかけました。その5ドアクーペこそがこのアスティナでした。
残念ながら結果としては、1代限りでの消滅となりました。ファミリア自体にハッチバックのイメージが強すぎた事や外観、エンジン、ハンドリング性能にこれといった特徴がなかったというのも敗因ではないかと思います。
ただ、今のマツダをはじめとした、日本車メーカーでは絶対生まれてこなかった一台とは思います。
4.CR-Xデルソル
2シーターに電動自動格納式のオープンカーという桁違いにアンビリーバブルなこの車は、なんと1992年のデビューですから30年ほど前に登場しています。今でこそ、ダイハツコペンなどが自動開閉式のオープンを生産していますが、この当時に製造していたのは当時のホンダのイケイケぶりを象徴していたのかも知れません。
しかし、初代、2台目と若者を中心に人気を誇っていたCR-Xの名前に幕をおろすセールスの結果になってしまいました。当然、FFの車体にルーフが格納されるので荷室は十分でなく、スタイリングも正直?な部分もあった事が要因だと思われます。
また、時代背景的にもバブルの終焉と共にスペシャリティクーペというジャンル自体が終わりを告げた事もセールスが伸びなかった大きな要因の一つだと思います。
5.トヨタ セラ
最後の1台は締めを飾るにふさわしい世界のトヨタのセラです。なんとベースがスターレットとは誰も思わないでしょう。ガルウイングに総ガラス張りなんて、こちらもバブルでなければあり得なかった1台でしょう。
ただ、話題性と機能を別にすると、ガルウイングなのに何故か格好良くない(あくまでも個人の主観です)そして、ベース車両がスターレットという振り切ったのか、振り切っていないのか中途半端さが災いしたのか、これといったセールスは残せず販売終了の憂き目をみました。(ま、これが継続販売されるとは、誰も思わなかったでしょうが・・・)
こちらは、今も中古車市場で流通しているようです。今乗ってみても、ガルウイングは目を惹きそうですね。ファッションとか、どう乗り降りするかに頭を悩ましそうですが・・・
如何でしたでしょうか?なかなか新車では味わえない面白い車だと思います。今回は、日本車でしたが、いつか外車バージョンもお届けできればと思います。
見返り美人?お尻美人?後ろ姿がカッコイイ車たち
運転していて目に入るのは、対向車でない限り後ろ姿ですよね。カッコイイなーって、お尻(失礼)に一目惚れする、そんな車を集めてみました。
あくまでも私見なのでご容赦下さい。
1.フェアレディZ
この型か前の型か、はたまたもっと古い型かでも相当悩みましたが、(一応タイトルがちょっと古い車なんで)こちらのチョイスで。
個人的には、ノーマルの↑のタイプが好きですが、割にスポイラーをつけてられる方が多いようですね。言わずと知れた日産伝統のスポーツカー。従来は、フロントもリアも直線的なスタイルでしたが、このモデルから丸みを帯びた感じになっていて、個人的には、かなり好きです。
2.アルファブレラ
こちらは、後ろだけじゃなくて前もめちゃめちゃ格好いいです。が、丸みを帯びつつもファニーでなく、リアライトとウインドウの絶妙のバランス、そして言わずもがなのアルファのエンブレム。アルファスパイダーと共に一度は乗ってみたいアルファ車の一つですね。このボディは、ジウジアーロ のデザインで、内装なザ・イタリア車って感じで超お洒落に仕上がっています。
3.スバルBRZ
86の兄弟車BRZ。何故、86じゃなくてと聞かれるでしょうがこっちの方が好きなんです、としか言いようがありません。スバルカラーとも言えるブルーに、六連星のエンブレムを纏った後ろ姿は、86よりいけてるように思います。斜め後ろから見たスタイルは、トヨタの往年の名車2000GTを思わせる美しいデザインだと思います。
往年の86のネーミングを復活させただけの事はあり、スバルの水平対向の技術とトヨタの筒内直接噴射・ポート噴射同時制御技術である「D–4S」を組み合わせた新開発の水平対向4気筒NAの2Lエンジンを搭載している両社のいいとこ取りをしたリアルスポーツカーです。
この車ってまだ新車で買えるなー。うっと思いつつ2012年発売でモデル末期を迎え、もうすぐ新型が登場と言われているようですので中古車になるのを楽しみにしてみても良いかも知れないですね。
4.Fiat500
スポーツカーばっかりか?とのツッコミを受けそうなので、このへんでコンパクトカーを。Fiat500いわゆるチンクチェントが復活してもう13年も経つんですね。これも新車で買えますw
カリオストロの城や映画、テレビなどに数多く登場していた先代が初代だと思っていましたが、なんとそれ以前に1936年から初代の500があったそうです。(知らなんだ)
ゆえに現行型は、3代目という事になるようです。流石にヨーロッパのベーシックカーはなかなかフルモデルチェンジはしませんね。
先代やかつてのスバル360のような丸みを帯びた後ろ姿が、「プリティ」と思わせますね。これは、今現実的に一番欲しい車かも知れません。
5.ミニクラブマン
BMW版のニューミニにもラインナップされていますが、観音開きドアのクラブマンはやはりこれだと思います。古き良き英国伝統のスピリッツと牧歌的とも言えるクラシックさが溜まりません。ミニですから、当然フロントのデザインも素敵なのですが、この直線的で機能的であるにも関わらず、時を経ても心惹かれるのは流石にイギリスの伝統のなせる技と言えるかも知れません。
恒例の?ちょっと宣伝
高年式のZでしたら・・・
少し前の出品ですので売り切れてたらごめんさい。
フェアレディZ(2018年式) - 静岡県 - 中古車フリマサイト「クリマ」
他にも、迷った車が一杯ありました。スバルR1とか、トップ画像に使ったレクサスCT、スバルアルシオーネSVX、もっと古いところではピアッツァなどなど。
みなさんは、どんなお尻美人な車がお好きですか?
四駆はやっぱり四角い方がいいのだ
新型ジムニーが売れに売れているそうだ。のっけからちょっと古い車の話やないのかーというツッコミは置いておいて、やっぱり四駆は四角い方がいいのだという話を、印象に残っている四駆を振り返りながらお話していきたいなあーと思います。
まずは、鉄板?の
レンジローバークラシック
かつて、4WDのロールスロイスなどと呼ばれていたやつですね。明石家さんまさんも所有していたレンジローバークラシック。現在は、ランドローバー社はインドのタタグループの傘下に入っているようですね。従来4WDといえば、泥だらけの悪路操作性だけが評価の基準、みたいに思われているところに埃一つつけず、スーツにレンジローバーでフレンチ食べに行くみたいな4WDに高級なイメージを植え付けた功績は大だと思っています。
お次はこれ
デリカスターワゴン
ホイチョイプロの私をスキーに連れてってや雪の女王広瀬香美さんによる大スキーブームにとにかく重宝された車です。パートタイム4WDを採用し、スキー合コンに大活躍しました。要領のいい男前は、翌日のゲレンデと会話を楽しむために運転を避けていたような気が・・・
王道の日本車
偉大なる日本でのワゴンブームの火付け役。レガシーツーリングワゴン。なんと言ってもスポーツクーペやセダン全盛時代にバンと言われ、日本ではゼッタイ売れないと思われていた荷台付き?車両にスポーツワゴンというジャンルを確立した先鞭とも言える車でした。ワゴン専業?メーカーともいうべきスバルの方向性を決めた一台ともいえます。とはいえ、スバルはレオーネの頃から、このジャンルにかなり力を入れていた数少ないメーカーでしたので、その蓄積と時代背景、デザインがマッチした1台とは言えると思います。
最後はこいつ
フィアットパンダ4×4
言わずと知れたフィアットのエントリーカーにして大ロングセラーのパンダ。少し丸みを帯びた後継型もそれはそれでの良さがあるのですが、やはりこのスタイルは最高ですね。クラシックなようで、今街中で見ても新鮮さを覚えるのは、巨匠ジウジアーロのデザインのなす技なのでしょうか?4×4はオーストリアのシュタイア・プフとの共同開発のパートタイム式4WDを採用しているそうです。
やっぱり、4WDは四角い方がいいと思いませんか?
そして、冒頭のスズキジムニーも2代目のこいつにそっくりだと思いませんか?
新型は、入荷待ちですがこちらでしたらなんと28万円で購入出来ます。
ちょっと宣伝でした。ご興味ある方はお早めに!
他にも、Jeep チェロキーやSUZUKIのエスクード、珍しいところではロシア(子供の時はソ連の車ってイメージだった)のシーラカンス、ラーダ二ーバなど他にも四角い素敵な4WDはたくさんありますね。
結論、やっぱり四駆は四角いのがいいです。