ガラパゴス?それとも・・・日本が産んだ偉大なる軽自動車の世界
独自の規制やルールは、時にその制約ゆえに異端な面白いものを生み出す。
そんな話を聞いた事はありませんか?
今回は、軽自動車という日本のガラパゴスの中で異彩を放った車をご紹介します。
1.ワゴンR
今の軽ハイトワゴンのブームを作り出したのがこの車です。
従来の軽自動車の弱点と言われていた荷室の狭さと居住性を一気に解決したのが、このワゴンRでした。現在もほぼキープコンセプトの変わらない外観で販売されているというのが、この車の凄さを表していると言えるのではないでしょうか。
私の妻のファーストカーが、この車でした。結婚と同時に夫婦兼用の一台となった、思い入れのある一台です。スキーや遠出でも活躍してくれたお利口さんです。ただ、淡路鳴門自動車道で横風に煽られた時には、ちょっと怖い思いをしましたが、現行版のワゴンRならそんな事はないのかも知れません。
2.ミゼットⅡ
ミゼット復活!!(当然初代は写真くらいしか知らないけど・・)
と聞いた時の衝撃やいかに。まさか、三輪で復活?とかなり話題になりました。
「一人乗りで、荷台だけって誰が使うねん。」って言う多くの人のつっこみ、なんかどこ吹く風って感じで、発売したダイハツに拍手喝采ですね。
こんなお洒落な車で、酒屋の配達が来たら、酒屋になりたくなるなんて事はないですかね。荷物運ぶ仕事するなら、乗ってみたいですね。お洒落な新婚さんが、今流行りの移住で農業するなんて方にはぴったりな一台になるのではないでしょうか。
3.アルトワークス
2015年に復活したシリーズが、今も大人気の一台です。軽自動車にスポーツ性を持ち込んだのは、この車と言っても過言ではない、と言っても良いのではないでしょうか。
当時の、高速なんかでは軽自動車は隅っこ走っとけ、みたいな風潮の中、普通車が軽自動車に煽られる、なんて走行性を作った殊勲の一台です。
軽量で、運動性能も高いこの車は峠で走る人達にも人気だったような記憶があります。
スポーティーな角張ったルックスは、今見ても格好いいですね。
4.アルトラパン
今でもこの初代をよく目にする女性支持率の高いラパン。
若い女性が、好きだからあえて軽に乗ってる。そんな、イメージを定着させた一台ではないでしょうか。
ルックスのイメージが、ルノー4(キャトル)に似ているなどと言われ、改造パーツ販売施工のアンセルさんからキャトル仕様のカスタムが販売されていて、かなり人気になったようでした。今でも、ヤフオクなどでたまに出品されているようです。
5.ビート
軽自動車にして、オープンカーそしてミッドシップという絶妙のバランスを兼ね備えた一台です。軽いし、速いし、軽快という魅惑の一台でした。
初代NSXと並び称されるような、ホンダの黄金時代?が生み出したクレージーな一台だったのではないでしょうか。今も、S660という形で残っているのはホンダのかつてのスポーツカービルダーとして意地なのかも?と思ってしまいます。
他のオープンカーは、ゆったりATで風を感じながら、と思いますが、この車だけは絶対ミッションで乗りたいと思わせてくれるまさにハンドリングマシーンといいて良い一台だと思います。
なんとか、コンディションの良い車が、もう少し生き残ってくれたらと思ったりしています。
如何でしたでしょうか?
他にも、トップ画像のマツダ のAZ1やダイハツコペン、三菱iなども魅力的でした。
最近の日本車は、コンパクトカーに元気がないので自ずと軽自動車にいい車が集まっているようですが、なかなかこんな個性のある車が少なくなってきていると感じるには私だけでしょうか。