どうしても目がいってしまうドラマに出てくるあの車
ドラマにチラッと出てくるものから、毎回必ず登場するものまで。色々な車がストリート関係あったりなかったり。それでも気になる車について書いてみたいと思います。
1.シトロエンBX(コントが始まる)
菅田将暉さん主演の現在放映中のドラマに出てくるのが、シトロエンBXです。第1話では、チラッとしか映らず、それでも左ハンドルで、独特の四角いフォルムから1980年代から90年代のフランス車という事は分かりましたが、なかなか車種が特定出来ませんでした。(実は、ルノー21かな?などと思っていましたが、ハズレでした)
その後のタイトル写真等でBXだと分かりました。
神木隆之介さんが演じる元プロゲーマーの車のようですので、ぷよぷよの大会で優勝した賞金で購入したのでしょうか?
車の方は、これぞフランス車というフォルム、そしてハイドロニューマチックが特徴のベストセラーカーです。奇跡の乗り心地と言われた、油圧とエアーを組み合わせたサスペンションは、フランスの石畳の道路を快適に乗りこなすために作られたなどと言われています。反面、サスペンション故障も多くなかなか手の出しにくい、フランス車通好みの一台なのではないでしょうか?
原作漫画、アニメにも登場しているそうですが、実写版では準主役の大原優乃さんのお姉さんである、柳ゆり菜さんが運転する車として登場しています。(主役はあくまでも福原遥香さん)実車版に登場するのは、上の写真ではわからないですが、丸目のブルーという独自仕様の車になっています。
車とは全然関係ないですが、このドラマのキャストは田辺桃子さんがリコカツに、志田彩良さんがドラゴン桜2に出演するなど勢いがありますね。
ラシーン自体は、当時日産が立て続けに発売していたBe-1、パオなどの流れを汲むパイクカーシリーズの1台です。ベースは7代目サニーの4WDがベースとなっています。今見ても新鮮な洒落た4WDなので、まさにゆるいキャンプに行くなら最適の一台と云えるのではないでしょうか?
3.マークⅡ(ネメシス)
このドラマには、他にも良さげな車がいくつか登場しますが、やはり印象に残るのはこの赤い車でしょう。大島優子さん演じるスピード狂の女医が激しいコナーリングを披露しています。
マークⅡ三兄弟なら、チェイサーなのかな?と思いましたがどうやらマークⅡのようです。1992年登場の7代目は、バブル末期に登場したこの車はいわゆるハイソカーとしても人気を博しましたし、高スペックなエンジン性能やFRという成り立ちから、いわゆる走り屋さんたちも改造のベース車両として根強い人気がありました。
当時は、白、シルバー、黒などが人気でしたので劇中に出てくる真っ赤なボディーに白のホイールは斬新ですし、とてもいいと思ってしました。
4.フィガロ(相棒)
相棒で、水谷豊さん扮する杉下右京さんが乗るのがこの車です。上にも出てきたラシーン同様の日産パイクカーシリーズの1台です。
長寿ドラマのシリーズでは、相棒が変わる毎に事件現場に駆けつける運転手が右京さん自身になったり、相棒がハンドルを握ったりですが、落ち着いた黒に白のキャンバストップが印象的です。
車としては、マーチがベースとなっていますがクラシカルなイメージとオープンで走れるご機嫌な一台でしょう。当時結構売れていたので、未だそこそこのタマが残っているので50万円〜100万円くらいで買えそうですが高騰する予感がする1台のように思います。
5,日産ジューク(逃げるは恥だが役に立つ)
ガッキーと星野源さんの結婚で再び注目浴びるこのドラマに登場するのが日産ジュークです。劇中では、石田ゆり子さん演じる、ガッキーの叔母でキャリアウーマンのゆりちゃんの車として再々登場しています。
ドラマと日産のCMがコラボしていて、CMを見ているのかドラマの続きを見ているのか勘違いさせられるような演出もなかなかでした。
劇中では、黄色でしたがジュークは私の中では、赤かダークグレーのイメージが強いですね。登場が、2010年で、確かトヨタのC-HRやホンダのヴェゼルより早く発売された小型の都会派SUVの草分けだったと記憶しています。
残念ながら、現在では後発C-HRやヴェゼル、MAZDA CX-3にセールスでは水を空けられているようですが、新しいジャンルを切り拓いたという意味でも意義深い車だと思っています。
やはりドラマや映画の影響は大きいようですので、今後もぜひ魅力的な車を劇中に登場させて欲しいと思う次第です。