温故知新それともノスタルジー?リメイクで生まれ変わった名車たち
一度は廃盤?になった名車が再度同じフォルム、コンセプトで再度発売されています。
英国ミニがBMW傘下でだいぶ大きくなって発売されたのは代表的な例だと思います。今回は、そんなリバイバルで復刻版が発売された新旧の車を取り上げてみました。
1.フィアット500
1957年にデビューし、20年に渡り生産されたイタリアの国民車の500。
ルパン3世カリオストロの城でも、人気になったこの車は実は、2代目だそうです。
狭い道でもキビキビ走れるように設計されたこの車は、アバルトがチューンしてスポーティーな路線でも活躍しました。
ミニやビートルの復活もあり、2007年にフィアットの小型車パンダをベースに蘇りました。
駆動方式は、RRではなくFFとなりましたがイタリアの香りがする洒落た一台だと思います。
インテリアもさすがイタリアと思わせるシンプルモダンな仕上がりだと思います。
この車も既にデビュー13年が経っており、中古車市場ではかなり安くなっているようです。
2.ハチロク
ハチロクと言えば、白い藤原豆腐店のトレノと言われる方は、私より少しお若い方かな?と・・・
私のイメージは、この赤いトレノだったりします。
ロールバーの入った、レビン、トレノが、コーナーを尋常でないスピードで駆け抜けていっていたのを良く記憶しています。(たまにそのままガードレールに突っ込んでいる方もいらっしゃったり・・・)
多くのスポーツタイプの車がFF化されていく中、復活したのが86、BRZの兄弟でした。
継承したのは、スポーティーカーとFR、そして86というネーミングと言ってしまって良いのかなと思います。時代の変化と共にライトウエイトのコーナリングマシーンというよりは、正統派高級スポーティーカーという路線にシフトした感じだと思っています。
2011年にスバルとの共同開発で誕生したという背景やスポーティーカーの購入層が、40歳〜50歳が中心になってきているという変化もあるのではないでしょうか?
とは言え、運転して楽しい、まさにFUN TO DRIVEな一台だと思います。
既に、登場依頼8年が経ち、フルモデルチェンジした次期型の誕生が待たれています。
3.VWビートル
1938年に誕生したのが、タイプⅠ。その形からビートル(カブトムシ)と呼ばれた旧型です。私の幼少期には、幸せの黄色いビートルなどの遊びが流行ったほど、外車といえばビートル、というくらいよく走っていました。
2003年まで、生産が続けられたタイプⅠは、伝説的な大衆車でした。タイプⅠ独特のボボボという空冷式エンジンの音が、何か牧歌的というか、平和を感じるようで好きでした。
FFに生まれ変わり、ニュービートル、THEビートルの名前で後継車が製造されました。
駆動方式は、RRの空冷式からFFの水冷式に改められ、ゴルフのプラットホームを活用して製造されましたが、2019年7月にメキシコ工場で最後の一台が出荷され長い歴史に幕を下ろしました。
モダンになった方のビートルも、今後なかなか良い一台に巡り合うのが難しくなってくるかも知れません。
4.MR2
日本初のミッドシップレイアウトに、スーパーチャージャー搭載、Tバールーフなどありえないようなリアルスポーツカーとしての仕様を準備したのが初代MR2でした。軽量なボディとミッドシップレイアウトの重量バランスの良さが相まって、優れた走りを実現していたことも初代 MR2 AW型の魅力だそうです。
引用:https://autoc-one.jp/toyota/mr2/special-5006854/
その系譜を経て登場したのが、MR–Sでした。
専用のプラットフォームに、1トンを切る軽量なボディと軽快なハンドリングを装備した、一部のファンや専門家には評価の高いマシンだったようです。
トヨタとしては、おそらくマーケティングの部分で研究に研究を重ねて、セカンドカーとして購入できる価格帯で、走行性のバランスの良い、完璧に近い1台を完成させたはずだったと思います。
ただ、当時のユーザーの評価は残酷で、エンジン性能やバランスの良さを、逆に中途半端と捉える向きが多かったのかあまりセールスが伸びず販売が終了しました。
たまにはちょっと宣伝で、こんな一台が、今出品されていますので
よろしければ見てみて下さい。
如何でしたでしょうか?
ミニとか、他にも気になるリメイクの車がいくつかありますので、また機会があれば取り上げてみたいと思います。